
「世界からタバコが消えれば肺ガンがなくなるかっていうと、そうではないんですね。ですから、肺ガンに関しては一次予防はできません。
そこで二次予防ということになります。二次予防は、「なるべく早く見つけること」。残念ながら、末梢型肺ガンは早期段階では症状が分からないので、自ら進んでCTを撮ることになります。もし検査で肺ガンが見つかったとしても、一刻を争ってまで手術をやる必要はありません。というのも、ひとつのガン細胞が、2つになるのにおよそ200日から250日くらい掛かります。ですから、他の人の意見も聞いて、段取りして、それから手術を受ければいいんですね。
三次予防というのは、「昔大腸ガンの手術したことあるから、まあ家族もガンが多いし、ちょっと自分で早めにやってみようかな」という、そういう動機付けがある場合。これが第三次予防です。
予防ができれば、それに越したことはありませんけども、やはり禁煙は身近な予防法ですね」
肺ガンは自覚症状が出ないにもかかわらず、発見された場合、すでにかなり進行が進んでおり治癒が困難というやっかいな病気である。寿命が延びると同様に、肺ガンの発症率も向上してきている老化病なので、誰にでも起こりうる病気の対策としては、禁煙、検診、検査を積極的に行なう自覚が必要といえそうだ。

