

UAEでは、足の付け根の動脈からカテーテルという管を入れ、子宮動脈の中に誘導します。そして誘導されたそのカテーテルを通して塞栓物質を流し込みます。これが血流に乗って筋腫にたどり着き、筋腫に流れる栄養を遮断します。栄養を遮断された筋腫はそのまま縮小していく、という治療法です。もちろん体の中は外から見えませんのでX線透視を使います(X線による被曝を最小限にすることも重要で、スピーディに施術することも心がけております。私の手技の平均透視時間は8.5分です)。
子宮動脈は左右一本ずつありますので、この操作を右・左に行ないます。これは片方だけ塞栓するともう一方に血管が流れるようになるからです。
操作が終わったらカテーテルを抜きます。1mm位の穴が開きますので左手でおさえる。終了後は約3時間、大腿動脈の穿刺部位を圧迫止血し、この間はベッド上で安静とします。皮膚に1mm程度の傷跡が残りますが、2〜3週間するとその傷は自然治癒し、見えなくなります。
私の場合、手術時間は約15分。局所麻酔ですので患者さんは意識があります。術者を含めてスタッフは患者さんに声をかけて、手術の進み具合を説明することもあります。X線スクリーンには造影された子宮筋腫が映りますので、希望される患者さんには同時進行でお見せしています。血管の中は痛みを感じないため、手術による痛みはほとんどありません。まったくお腹を切らないし、外から見ても術痕がわからない治療法です。
UAEを行なうと、栄養を供給されなくなった筋腫は壊死し、その大きさは半年で約50%、一年で約30%まで縮小します。これにより月経に伴う症状はほとんどの場合改善します。 子宮組織は、卵巣動脈、膣動脈などからも栄養を受けているため、子宮動脈をふさいでも温存されるのでご安心ください。

(CAP)MRIにて径10cmの粘膜下筋腫がUAE後3ヶ月にて径6cmに縮小(元の容積の21.6%) 過多月経は消失。
※データによるとUAE後、45歳以上の方の10%がそのまま閉経になっています。逆に言うと、90%は閉経にならない。44歳以下の方で閉経になるのは1%未満。だけども、1%未満であっても、100人中1人は閉経になり、月経が止まり、子ども産めないという可能性もあります。

